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【鹿苑寺金閣】世界遺産での京菓子・抹茶セットは深い味わい

一般人が初めて京都旅行をしたならば、必ず行くであろうお寺が清水寺とこの鹿苑寺金閣だと思います。

2023年10月、約40年ぶりに京都を訪れたブログ筆者も御多分に洩れず、この仏閣に足を運びました。

京都の北山にある鹿苑寺

歴史の教科書に出て来た室町時代北山文化でもお馴染みです。

画像は総門で、日時は10月4日14:00少し前。

清水寺のように観光客でごった返している訳ではありませんが、やはり外国人比率は非常に高いです。

余りにも有名な鏡湖池越しの金閣

室町第3代将軍だった足利義満によって、1399年頃に完成したと推定されています。

義満は1394年に将軍職を子の義持に譲って出家した後も実権は手放さず、舎利殿として建立した金閣のある北山の山荘(北山第)を中心に政治を行いました。

義満の死後、1420年に北山第は彼の法号鹿苑院殿」から鹿苑寺と名付けられ、臨済宗の禅寺となっています。

優美で美しいですね。

しかし鹿苑寺、この金閣以外は見るべき有名な建物はあまりないようです。

実は義満・義持親子には確執があって、父・義満の死後に義持は金閣以外の北山第の建物の多くを取り壊して整理してしまったとされています。

応仁の乱の戦火にも巻き込まれなかった金閣は昭和の時代には国宝に指定されていました。

しかし現在の金閣は昭和まで残っていた国宝・金閣ではありません。

1950(昭和25)年、鹿苑寺見習い僧侶による放火で焼失してしまったのです。犯罪で貴重な文化財が失われるのは大変残念な事ですね。

現在の金閣は放火事件から5年後の1955年に再建されたものです。

焼失前の金閣は現在のような金一色という状態ではありませんでしたが、明治期の大修理時のデータから創建時は外壁全体が金箔で覆われていたと推論された為に、再建の際は創建時の姿が復元されました。

現在の金閣は「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されています。

金閣寺」というのはあくまで通称で、学生の歴史の試験では「金閣」あるいは「鹿苑寺金閣」と書かなければ✖️にされたのが思い起こされますね。

ひと通り境内を巡り終えた所に一服出来る茶処がありました。

金閣寺不動釜茶所」という何とも京都らしいお店だったので、庭園の方でお茶を頂く事にしました。

京和菓子付き抹茶セットで500円。

和菓子は京都市内の千本玉壽軒(せんぼんたまじゅけん)という和菓子屋さんが作る「銘菓 金閣」というそうで、金閣でしか売っていないのだとか。落雁の中に餡が入っていて、表面に小さな金箔が載っています。

抹茶はそんなに苦くなく穏やかな味。とても和菓子とマッチしていて美味しかったです。

まったりとしたひとときを過ごす事が出来ますよ。