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【二年坂・三年坂】京都観光のド定番は外国人だらけ・その2

2023年の10月初頭に京都旅行に行ったのですが、4日に訪れた清水寺を参詣した後に散策したのが二年坂・三年坂です。

まさに観光のド定番コース。

清水坂をダラダラとお土産を買いながら下っていくと、右手にある狭い坂道が三年坂。丁度、五条通五条坂)と清水坂の交点付近です。

狭義には上画像の石段の坂道部分を指しますが、広義ではその先にある二年坂までの緩い起伏の石畳の路地も含まれるのが一般的です。

産寧坂(さんねいざか)が正式名称で、由来は清水寺の子安観音へ安産祈願をする為に登る坂である事から「産寧坂」となった、との説が有力なのだそうです。

石段の坂を下りて来ました。

更に石畳の道を少し進んで、石段の坂の方向を振り返ったところ。

京都らしい風情が最も感じられ、お土産屋さんや食べ物屋さんも多いので、時間があればゆっくり過ごしたいエリアですね。

二年坂は上の画像の路地右手に樹木が見え隠れしているところです。

二年坂の正式名称はニ寧坂(にねいざか)。

由来は産寧坂の下にある事から、また大同2(807)年に坂が整備された為、という説もあります。

三年坂に比べると坂は緩やか。

しかし「二年坂でつまずいて転ぶと二年以内に死ぬ」「三年坂でつまずいて転ぶと三年以内に死ぬ」という言い伝えがあって、お土産屋さんの中には厄除けとされる瓢箪(ひょうたん)を売っているお店もあります。転ばないお守りとして、昔から信仰があったんですね。

二年坂を進むと一年坂(一念坂)もありますが、この時はそこまでは進まず、引き返しました。

三年坂と二年坂の交点に戻って来ました。

この付近から「八坂の塔」が見え隠れしており、そちらの方に進みます。

古都の街並みと五重塔

京都随一と言っていい風景ではないでしょうか。和服姿の観光客がとても多くいました。

本格的な和装で記念写真を撮るのは殆どが外国人観光客。

八坂の塔の前までやって来ました。

お寺の名前としては法観寺なのですが、この五重塔以外には目立った建築物がない事から、「八坂の塔」が寺自体を指す通称として定着しています。

現在の塔は1440年、足利第6代将軍・義教の援助によって再建されたもの。境内には木曽義仲首塚があります。

このエリアの麓である東大路通方向へ更に進んで、改めて八坂の塔を振り返ります。

流石に周囲の建物も現代建築が多くなっています。この付近から東大路通沿いは和装レンタルのお店が沢山ありました。

 

スケジュールの都合で清水寺から単に下り歩いただけでしたが、可能なら清水寺参詣とセットで1日かけて一年坂から順に坂を歩いて過ごしてみたいものです。